穴澤 維穏 Ion Anazawa

インタビュー

命懸けの、心が熱くなる殺陣を

時代村の役者を志したきっかけは？

スタートは高校の校外学習で、市民創作の函館野外劇に参加したことです。箱館戦争のシーンで殺陣があって……ボランティアなのでそこまで本格的なものではないんですけど、「殺陣楽しい、もっとやりたい！」ってなって。それで、小さいころから毎年のように家族で遊びに来ていた時代村を思い出したんです。

実際に働き始めて、戸惑うことはありましたか？

演劇経験もない、イベントでちょっとかじっただけの人間が本当に来ていいところなのかと最初はめちゃくちゃ不安でしたけど、皆さん優しく教えてくださって安心しました。ただやっぱり、頑張ったり努力するのが当たり前の世界。自分で自分を律して成長させていかなくちゃいけない、それがまだうまくできていないのが一番の課題です。

目指す役者像を教えてください。

命を懸けた闘い、心が熱くなるようなカッコイイ殺陣がしたいとずっと思ってきました。そのためには侍でも忍者でも町娘でもいろんな役に挑戦して、一人ひとりの抱える思い、人生のドラマを表現できるようになりたい。アクションをやりたくて来たけど、自分の理想を形にするには、お芝居もしっかり頑張る必要があると感じています。

（2024年12月）