高森 燎治 Ryoji Takamori

インタビュー

失敗してもいい、覚悟を決めよう

芸能の世界に興味を持ったのはいつごろですか？

高校2年ぐらいだと思いますけど、兄貴が芸能系の専門学校に行ってて、その影響を受けて「面白そうだな」と。ちょうど時代村の忍者不足の話題がニュースになってる時期で、母親が就職先にどうかと薦めてくれたんですよね。その後Youtubeで忍者ショーの動画を見て、「うわっ、カッコいい」って思って。

初舞台の時は、どんな気持ちでしたか？

本当に未経験だったので、出る瞬間まで心臓がバクバクいってて、倒れるんじゃないかと……。でも舞台の上の先輩たちが、すごいカッコいい表情してるんです。それで「俺も怖がってる場合じゃない、失敗してもいいから覚悟を決めよう」って。稽古中はやめようか迷った時もあったけど、一度経験したら舞台の楽しさが身に染みてわかりました。

今後の課題や目標をどうぞ。

砦はステージ自体がでかいから体の動きも大きくしなきゃいけないけど、かすみ屋敷の中ではダイナミックでもコンパクトに動かないといけないので、今はその切り替えが課題です。将来的にやってみたいのは、やっぱり敵のボス役ですね。圧倒的な存在感でヒーローの前に立ちはだかる悪役に憧れを感じます。

（2020年12月）